城崎に受け継がれる、秋の二日間。
毎年10月14日・15日、城崎温泉では四所神社の秋季例祭「城崎秋祭り」が行われます。
太鼓や鐘の音が温泉街に響き、神輿やだんじりがまちを巡る二日間。
普段はゆかた姿のお客様が行き交う穏やかな温泉街も、この日ばかりは特別な熱気に包まれます。
城崎の人々が長い年月をかけて守り、次の世代へと受け継いできた大切な祭りです。
01|城崎秋祭りの歴史と四所神社
城崎秋祭りは、温泉街の中心に鎮座する四所神社の秋季例祭です。
四所神社は古くから城崎温泉の守護神として信仰され、地域の人々の暮らしと深く結びついてきました。
現在の祭りにつながる形が整えられたのは、江戸時代中期のこと。
1724年に神輿が完成し、その後、上部の御輿台や下部の大だんじりが造られたと伝えられています。


およそ300年にわたって受け継がれてきた祭りには、城崎の歴史と、まちの人々の思いが息づいています。
02|上部・中部・下部、それぞれの誇り
城崎のまちは、上部(かみぶ)・中部(なかぶ)・下部(しもぶ)の三つの地域に分かれています。
祭りでは、上部が「台」と「小だんじり」を、中部・下部が「大だんじり」と「小だんじり」を担い、それぞれの役割を果たします。
見どころのひとつが、だんじりが激しく競り合う「セリ」です。

互いの誇りを胸に繰り広げられる「セリ」は、城崎秋祭りを象徴する光景のひとつです。
城崎秋祭りには、神輿が七つの外湯を巡り、上部の台がそれを守る一方、中部・下部の大だんじりが行く手を阻むという伝統的な筋立てがあります。
太鼓や鐘の音、担ぎ手たちの掛け声。
目の前で繰り広げられるセリは迫力に満ちていますが、その背景には、それぞれの地域が大切にしてきた誇りと歴史があります。
03|次の世代へ受け継がれるもの
城崎秋祭りは、二日間だけの催しではありません。
祭りを迎えるまでの準備、先輩から後輩へ伝えられる所作や役割、子どもたちが祭りに触れる時間。
そうした一つひとつの積み重ねが、今日まで祭りをつないできました。
時代とともに、城崎のまちの姿も少しずつ変わってきました。
それでも、秋になるとまちの人々が集まり、同じ祭りに向き合う。

私たちにとって城崎秋祭りは、このまちの歴史を感じ、次の世代へ大切なものを手渡していく、かけがえのない二日間です。
04|2026年 城崎秋祭りの開催日
今年の城崎秋祭りは、次の日程で開催されます。
10月14日(水)|宵宮
10月15日(木)|本宮
開催場所:四所神社および城崎温泉街
温泉街では神輿やだんじりの巡行が行われ、各所でセリをご覧いただけます。

神輿、上部の台、大だんじりが一堂に会し、城崎のまちが一年でもひときわ大きな熱気に包まれる瞬間です。
祭りの進行によって時間が前後する場合がありますので、観覧の際は現地の案内に従い、安全な場所からお楽しみください。
05|城崎秋祭りに伴う交通規制のご案内
祭りの開催に伴い、10月14日・15日は城崎温泉街の一部で車両通行止めが実施され、歩行者専用道路となります。
【10月14日(水)】
11:30〜18:00
【10月15日(木)】
10:30〜21:00
交通規制区間(両日共通)
・県道「月見橋〜地蔵湯橋」間
・市道「一の湯〜地蔵湯橋」間
当日は温泉街および周辺道路の混雑が予想されます。
お車で城崎温泉へお越しになる方は、時間に十分な余裕をもってお出かけください。

また、臨時駐車場として城崎小学校が設けられる予定です。ご利用の際は、現地の案内をご確認ください。
※掲載内容は2026年10月10日現在の情報です。交通規制の内容が変更となる場合もございますので、お出かけの際は関係機関の最新情報をご確認ください。
06|城崎秋祭りに伴う泉翠の休館について
城崎秋祭りに伴い、泉翠は以下の期間を休館とさせていただきます。
休館期間:2026年10月13日(火)〜16日(金)
営業再開:10月17日(土)9:00より
休館期間中は、お電話でのお問い合わせを承ることができません。
また、メールでいただいたお問い合わせにつきましても、営業再開後、順番に返信させていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただけますと幸いです。
07|城崎に受け継がれる、秋の風景
城崎の人々にとって、一年の中でも特別な二日間。
温泉街に響く太鼓の音や、力を合わせてだんじりを動かす人々の姿。
そこには、日々の温泉街とはまた違う、城崎の表情があります。
先人たちから受け継いできた祭りを、これからも大切に守り、次の世代へつないでいきたいと思います。
今年もまた、城崎の秋を迎えます。
城崎温泉 泉翠
