お宿通信12月 | 【公式】城崎温泉 泉翠(せんすい)|城崎で大切な人と過ごす豊かな時間
2025.12.22
お宿通信12月

こんにちは。
城崎温泉 泉翠の山本でございます。

紅葉の盛りが過ぎ、冬の木枯らしがはらはらと葉を落とす季節となりました。
鮮やかな色づきが美しいのはもちろんですが、色褪せていく山々や、足元に散る落ち葉にも、冬の訪れをしみじみと感じます。
先日、城崎温泉ではひと足早く初雪が降りました。
雪化粧をまとった冬の城崎は静けさと美しさが際立ち、格別です。

例年、年末頃からは本格的な積雪も見込まれ、気温はいっそう下がりますが、温泉に浸かれば身体の芯から温まり、冬ならではの外湯巡りをお楽しみいただけます。 気づけば今年も残すところわずかとなりました。

2025年は台湾スタッフのペコさんが帰国いたしましたが、新たにベトナムからトゥさん、台湾からリオくんと2人のインターンシップ生が当館に来てくれました。
サウナ付き貸切風呂「蒸の湯」もオープンから一年を迎え、多くのお客様にご利用いただいております。

大切な方とゆっくりと豊かな時間をお過ごしいただきたい──その思いから生まれた「蒸の湯」が、皆様に愛されていることを大変嬉しく思います。

こうして日々励むことができますのも、メルマガ購読者の皆様をはじめ、泉翠にお越しくださるお客様のお陰でございます。
心より御礼申し上げます。

来年もスタッフ一同、より良いおもてなしをお届けできますよう努めてまいります。
変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げますとともに、また皆様にお会いできます日を心よりお待ちしております。 それでは、今年最後のお宿通信をどうぞごゆっくりとお楽しみください。

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Sikiの食卓
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12月に入り、いよいよ年の瀬が近づいてまいりました。
松葉蟹の解禁から1ヶ月が過ぎ、城崎温泉は今年も多くのお客様で賑わいを見せています。

今年の松葉蟹は、解禁日が好天に恵まれたことで漁が順調に続き、全体としては落ち着いた滑り出しとなりました。一方で、豊漁ではあるものの“大きい個体が少ない”という傾向も見られます。
その中でも泉翠では、できる限り大きく新鮮な松葉蟹を選りすぐり、お客様にご満足いただけるようご用意しております。

12月の城崎は雪が舞う日もあり、天候が変わりやすく、一気に冬の寒さが深まってまいりました。
この季節に合わせ、松葉蟹のお食事時間を 17時・19時30分の2部制 に変更し、より多くのお客様に“最も美味しい状態”で味わっていただけるよう工夫しております。
しゃぶしゃぶ、炭火焼きはスタッフが一番良いタイミングで仕上げ、食べやすく、そして何より一番おいしく召し上がっていただけるようご案内しております。 寒さが厳しくなるこの季節。
温泉でゆっくりと身体を温め、松葉蟹でお腹を満たし、心身ともにほっと和らぐ時間を過ごしに──
ぜひ、城崎温泉・泉翠へお越しください。

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泉翠日和
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こんにちは。武藤彩加(むとう あやか)と申します。
埼玉県出身で、このたびご縁があり、短い期間ではございますが、こちらで働かせていただくことになりました。

人とお話しすることや、新しい場所に行くことが好きで、
この美しい街でお客様をお迎えできることをとても嬉しく感じています。

趣味は旅行やディズニー、ゲーム、そして美味しいものを食べることです。
特に甘いものが大好きで、スイーツを見つけるとつい立ち寄ってしまいます。
旅先では、その土地ならではの味や風景を楽しむのが好きで、
いつか全国を巡って、さまざまな魅力に触れることが目標です。

小さい頃からディズニー映画が大好きで、音楽を聴くと自然と名場面が思い浮かびます。
ディズニーの世界のように、少しでも明るく温かい気持ちをお届けできるよう心がけています。

城崎にはまだ来たばかりですが、温泉街の穏やかで優しい空気に癒されながら、
毎日新しい発見を楽しんでいます。
お越しくださるお客様にも、この場所の魅力や心地よさを感じていただけるよう、
笑顔を大切にお迎えしてまいります。 短い間ではありますが、一つひとつの出会いを大切にし、
心温まる時間を過ごしていただけるよう精一杯努めます。
どうぞよろしくお願いいたします。

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城崎NEWS
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今月の城崎NEWSを担当いたします、リオです!
城崎に来てから2ヶ月が過ぎました。季節はすっかり冬。
まだ見たことのない雪景色に心を躍らせていますが、実は僕は冬がとても苦手で……。
外に出かけるのはなかなか大変です。

今回、僕は城崎に来てからずっと気になっていたお店「お芋とカヌレ 城崎足湯カフェ」に行ってきました。
なぜそんなに気になっていたかというと、足湯とカフェが組み合わさったお店を見たことがなかったからです。
「どんな感じなんだろう?」と興味がわき、試してみたい気持ちでお店に入りました。

店内の雰囲気もとても良く、焼き芋とカヌレをテーマにしたメニュー、そして“足湯 × カフェ”という組み合わせが新鮮でした。
今回いただいた「焼芋カヌレソフト」は、サクサクのお芋チップ、自家製カヌレ、甘さ控えめのバニラアイスが相性抜群。
そこに温かいコーヒーを合わせて、贅沢な時間を過ごせました。
店内にはテーブル席もあり、冬が苦手な方や、のんびり過ごしたいお客様にもぴったりのお店です。
旅行中のひと休みや、お帰りの前に、ぜひ“チル”なひとときを過ごしに立ち寄ってみてください。

【お芋とカヌレ 城崎足湯カフェ】
住所:〒669-6101 兵庫県豊岡市城崎町湯島 86
電話番号:0796-21-9144
営業時間:9:00〜18:00(ただし日によって異なる場合あり)
定休日:不定休
アクセス:JR 城崎温泉駅 から徒歩約1分/当館から徒歩約6分

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若女将今月の一冊
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増本淳さんの作品です。

2020年2月、新型コロナウイルスの感染者を乗せた船が、横浜に入港した。
乗員・乗客およそ3700人。
未知のウイルスとともに、逃げ場のない海の上の豪華客船に閉じ込められて、感染は瞬く間に広がっていく。 これは、事実に基づいたお話です。

今までメディアで報じられることのなかった、未知のウイルスに〈最前線(フロントライン)〉で挑んだ者たちの、知られざる物語。
あの時、ダイヤモンド・プリンセス号の中で、本当は何が起こっていたのか? 今は日常生活がすっかり戻り、コロナに怯えていたあの頃が懐かしいくらいの、あったね〜なんて題材。それでも話題だった豪華客船のその時ってのは気になり野次馬感覚で読みだしたのですが・・号泣でした・・

医療関係者、官僚、記者、船で働いている人、色んな立場それぞれの奮闘がカッコよすぎて・・危険を顧みず感染者に対応する人も、少しでも快適に過ごしてもらいたいとサービスを続けるスタッフも、全ての人に改めて感謝の思いが蘇りました。壮絶すぎる現場、家族は差別の対象になったり、未知なるウイルスに誰もまだ対処も分からない中で自己犠牲を払って、、命を救おうとしてくれる人がいるってことや、ぶれない対応に胸が詰まりました。

また面白ければいい、数字を取れたらいいといったマスコミの対応も、自分で判別する力をつけなければいけないと思ったし、怖さを感じました。この出来事に関わらず全ての出来事に対して真実を見極めることが出来る自分でいたいと強く思いました。 緊迫感があって、読みやすく、知らない世界や、責任感やプライドというものを感じれる作品でした。
あの時の異常な感じを思い出し複雑な気持ちにはなったものの、命の大切さを改めて考えるとてもいい時間となりました。
オススメの1冊です!

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