お宿通信1月 | 【公式】城崎温泉 泉翠(せんすい)|城崎で大切な人と過ごす豊かな時間
2023.01.26
お宿通信1月

こんにちは。城崎温泉 泉翠 山本です。
皆様、年末年始はどのようにお過ごしになりましたか?
新しい年が皆様にとりまして幸多き一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。 2023年も泉翠をどうぞよろしくお願いいたします。

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SiKiの食卓
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今回は、朝食の味噌汁に使用している味噌を紹介します。
私の出身地である香美町香住区にあります米地地区で作られている「米地味噌(めじみそ)」です。
大豆、米、塩を使用した昔ながらの作り方で作られた麹味噌です。
米を洗って、蒸してから48時間かけて麹菌を入れて米麹を作ります。
煮豆にした大豆に米麹、塩を混ぜて約1年かけて熟成させる事によって、塩分控えめな無添加の味噌が出来上がります。
泉翠の朝食の味噌汁では、地元の野菜と出汁をうまく引き立てながら、無添加だからこそのどこかなつかしい様な優しい味わいをお楽しみいただけます。

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泉翠日和
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こんにちは!今月の泉翠日和を担当するペコです!
日本での年越しは初めてだったので、色々と楽しむことができました♪

本当は紅白歌合戦をめちゃめちゃ見たかったんですが、仕事があったので、見れませんでした( ;  ; )
でも、泉翠で大晦日のしきたりは、ほぼやりました(๑>◡<๑)夜、仕事の後に年越し蕎麦いただきました!本当に美味しかったです。

その後は泉翠のスタッフさん達と一緒に寄せ鍋を食べました!!!ジャニーズカウントダウンを見ながら*\(^o^)/*本当に幸せでした♡
残念だったのは、お雑煮食が食べれなかったです、、今からでも食べたいですね♪ でも!スタッフの皆様と一緒に過ごした大晦日、本当に嬉しかったです!大事な思い出を作れました♡ ♪

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城崎NEWS
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今月は山本が担当します。 井上茶寮さんが城崎温泉にオープンされた、焼きたてペストリー、焼き菓子生菓子のベーカリーカフェ【PARADI(パラディ)】をご紹介します!(^^)! 木屋町通に流れる大谿川の小さな橋を渡った可愛らしいお店です。橋の手前にはメニューの看板が出ています。

店内に入るとずらっとペストリーが並べられています。すぐ後ろの焼き窯からは焼きたてががどんどん店頭へ。
順番に焼き上げていらっしゃるので、10:30から12:00が1番品揃えが多くなりオススメですよ。どれも美味しそうで迷いましたが、6種類ほど購入しました。私のオススメはクロワッサン!生地をこねるところから3日間かかっており、購入できるのは1人3つまで。サクフワしっとりのバターをしっかり感じるクロワッサンです♪ もう一つのオススメはシューアラクレームです。
カカオのクッキーが使用された大人のシュークリームです。
中のクリームは注文してから入れてくれるんですよ♪

もちろん、井上茶寮さんのお茶をはじめ羊羹や和三盆なども販売されています。こちらのSANのお茶は当館でもお出しいたしております(^ ^)
100%国産、無農薬、天然香料を使用したお茶です。
現在は10種類あり、今後季節によっての入れ替わりがあるそうです。

テイクアウトだけだなく、イートイン席もあり、カフェとしても楽しめます。大谿川が眺められるテラス席とその横にもテーブル席があり、お茶をしながら出来立てのパンを楽しめます(^ ^)
当館からは徒歩7,8分ほど。木屋町通の郵便局の斜め向かいです。
ぜひ行ってみてください♪ 

【paradie】
住所:豊岡市城崎町湯島538
営業時間:9:30~17:00(売り切れ次第終了)
定休日:毎週木金
https://instagram.com/paradi_kinosaki?igshid=YmMyMTA2M2Y=

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若女将今月の一冊
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凪良ゆうさんの作品です。
その愛は、あまりにも切ない。
正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。
‐‐わたしは愛する男のために人生を誤りたい。

自由奔放な母の恋愛に振り回されてきた男子高生と、父親が不倫して出ていった女子高生。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、成長していく。
生きることの自由さと不自由さを紡ぐ、ひとつではない愛の形。

すごく良かったです・・重い話は好きではないのに、グイグイと惹きこまれて思いがけずの徹夜になりました。
男女二人の視点が交互に書かれていて、すれ違いのもどかしさよ・・
舞台は風光明媚な瀬戸内の島。島の筒抜け間というか近すぎる人間関係の息苦しさ。

『お金で買えないものはある。
でもお金があるから自由でいられることもある。
たとえば誰かに依存しなくていい。いやいや誰かに従わなくていい。
それはすごく大事なことだと思う』

『自分がかわいそうと思わなければ、誰にそう思われてもいいじゃないですか』

『何度でも言います。誰がなんと言おうと、ぼくたちは自らを生きる権利があるんです。ぼくの言うことはおかしいですか。身勝手ですか。でもそれは誰と比べておかしいんでしょう。その誰かが正しいという証明は誰がしてくれるんでしょう』『誰かわたしを助けてほしい。でも誰もわたしにさわらないでほしい。わたしを弱い人間だと思い知らせないでほしい』

『わたしはなにを捨てて、なにを選べばいいのだろう。親、子供、配偶者、恋人、友人、ペット、仕事、あるいは形のない尊厳、価値観、誰かの正義、すべて捨ててもいいし、すべて抱えてもいい。自由』

胸にくるものは、すごく、すごくあるんだけど。何を言っても言葉の空回りや実体験してない自分から放つ言葉は決めつけな上から目線になってしまいそう・・感じたことをどの言葉を使ってもハマるものが見当たらない・・絶望も希望も、読んでいて苦しい、感情が溢れ出す作品でした。

プロローグとエピローグを読むと、印象の受け取り方が全く変わっていて。それもまた面白かった。

圧倒的な余韻。自分の人生を生きることの大切さ、メッセージ性の強い作品でした。沢山の方に手に取ってみていただきたい。オススメです!!

★★★★★

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