お宿通信9月号 | 【公式】城崎温泉 泉翠(せんすい)|城崎で大切な人と過ごす豊かな時間
2021.09.23
お宿通信9月号

こんにちは。若女将の冨田歩です。
日中はまだまだ暑い日もありますが、朝晩は涼しくなってきましたね。
浴衣を着て外湯巡りをしていただくのに気持ちのよい季節です♪
当館の玄関先のお庭から聴こえる蝉の声が鈴虫の音色へと変わりました(^ ^)
外を歩けば私の大好きな金木犀の香りも・・
もうすっかり秋です♪

9月21日、中秋の名月前日の城崎温泉から見えた月です。
名月が満月になるのは8年ぶりだそうですよ。

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城崎NEWS
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今年の9月1日にグランドオープンした 城崎温泉パン オネ【one】を
台湾出身のユケがご紹介します。

オネは昔使っていた厨房をそのまま使いパンをメインにしたテイクアウトのお店でございます。
自家製天然酵母と地元の食材を使用しており、元々ピザを焼くのに使っていた釜で焼いたパンは、自然な香りがして、ふわふわしていて食感もあり、 すごくおいしいパンです。

店長:朝Openのタイミングで食パンやソフトカンパーニュが焼き上がります。
    10時位にはもう一つの天然酵母で全粒粉のカンパーニュが焼き上がりま        す。
    その他のパンも少しずつ増やしていく予定にしてます。

売り切れ次第終了の為、お早めにお買い求めください。
OPENに合わせていくと焼きたてのパンもゲットできます。
前日までにメール等でご予約も可能です。
城崎温泉での旅の途中で ふらっと立ち寄り、ご賞味ください!

店舗名:城崎温泉パン オネ
所在地:兵庫県豊岡市城崎町湯島403
アクセス :城崎温泉駅より徒歩12分
電話番号:090‐2350‐9870
営業時間:7:00〜14:00 (売り切れ次第終了)
Instagram:https://instagram.com/kinosaki_one

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泉翠日和
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スタッフ山本(理紗)です。
城崎温泉より車で40分、4月にリニューアルされた世界的な登山家〈植村直己〉の【植村直己冒険館】に【どんぐりbase】へ子ども達と行ってきました♪

美術館の回廊のような不思議な空間。氷床や雪上にできる大きな割れ目<クレバス>をイメージし作られた、細長いガラス張りの天井とコンクリート壁の長い廊下を入ると入口です。 どんぐりbaseは、またガラっと雰囲気が変わります。

黄色の丸看板の横に見える丸い建物がどんぐりbaseです。
自然に囲まれ、風が心地良く、緑を見ているだけで癒されます。建物内はネットが敷き詰められた1階と、地下にはボルダリング壁もあります。ワークショップなども行われており、私はボルダリング用ジップ紐を使ったアクセサリー作りをしました。
※感染症対策の為、建物内は消毒、マスク着用、入場制限があります。

建物周辺のゴム状のベルトを歩くスラックラインや初心者向けのボルダリングを体験しました。
館内にはカフェ〈カフェ イヌーク〉(We Proudly Serve Starbucks)もあり、自然を眺めながら お茶をするのもいいですよ♪

自然を感じながら体を使ったアクティビティが体験でき、大人も楽しめるどんぐりbase、城崎温泉からお帰りの際には行ってみてくださいね。
北近畿自動車道、神鍋高原ICより5分です。

植村直己冒険館 どんぐりbase
住所:兵庫県豊岡市日高町伊府785
営業時間:9:00~17:00
定休日:毎週水曜日(祝日の場合は翌日)
TEL:0796-44-1515
HP:https://boukenkan.com/

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若女将今月の一冊
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原田マハさんの作品です。
誰が引き金を引いたのか?本当にピストル自殺をしたのか?
「ゴッホの死」
アート史上最大の謎に迫る、著者渾身の傑作ミステリー。

パリ大学で美術史の修士号を取得した高遠冴は、小さなオークション会社CDCに勤務している。週一回のオークションで扱うのは、どこかのクローゼットに眠っていた誰かにとっての「お宝」ばかり。

高額の絵画取引に関わりたいと願っていた冴の元にある日、錆びついた一丁のリボルバーが持ち込まれる。
それはフィンセント・ゴッホの自殺に使われたものだという・・・
ゴッホとゴーギャン。
生前顧みられることのなかった孤高の画家たちの、真実の物語。

マハさんの描くアート関係の小説は私にとって特別。
その世界観、時代にどっぷりと浸かりながらの、歴史的をくつがえす『もしも』の話に心もっていかれる贅沢さ。
フィクションとノンフィクションの境目が分からなくなるほどの、もしかしたらあるかも?!にワクワクした読書時間でした。

「この胸の中にはタブローしかないんだ!」絵画に人生を捧げたゴッホの言葉には胸をうたれました・・ゴッホとゴーギャン。

美術に疎い方でも名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。そんな二人の苦悩と葛藤。生きている間には才能認められず、もがいてもがいて。。

個人的には快楽主義で楽しく生きていたと思っていたゴーギャンが孤独だったのかもというのも興味深かったです。
今もなお世界中で愛されている偉大な画家の苦悩、孤独、幸せ、葛藤、嫉妬、憎しみや愛。。
名もなき感情に心乱される、自分と同じ人間で。。
というか自分よりよっぽど人間臭く純粋で激しくて。。

こちらだけでもとても面白い作品でしたが、原田マハさんの『たゆたえども沈まず』を読んでからこちらを読むと更に理解が深まって楽しく読めると思います。こちらの作品はアートに興味がある方、アートの向こう側の人間臭さを覗いてみたい方、世界観のある話が好きな方、真実かもしれない?!と思うリアルな話が好きな方にオススメします。

マハさんの作品を読むと無性に美術館へ行きたくなります。
ぜひ読書で新しい世界を知る体験を皆様にもして頂きたいです!

★★★★★4.5

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