砂村かいりさんの作品です。
潔癖症の会社員・紗子。飲み会帰りに自宅アパートの鍵を無くしたことに気づき困り果てていると、居合わせた隣人の琴引さんが宿めてくれることに。それをきっかけにどんどん恋心も芽生えていく・・
簡単にいうと、今までの恋愛は潔癖症が理由で距離を感じられ長続きしてこなかった主人公の紗子がお隣さんに引き込まれていくさまが、すごく想像出来て。恋愛当初のドキドキとか、うわ~~みたいな感じが詰まっている本でした。
《わたしの運命のひとは「壁の向こう側」にいました》
《普段はこんなこと思わないのに、なぜだろう、彼にはむしろ触れてみたい》
潔癖症と言いながらも、元カレにふらっとする感じとか若干イラッとはするんだけど。
隣人の琴引さんがまたかっこよくて!寄り添い力が高くて素敵!!
恋愛が始まる前の嬉しい楽しいドキドキやワクワクを感じられる1冊でした。
キュンキュンしたい方、スルスルっと読める文章なので普段本を読まない方にもおススメ出来ます。
★★★☆☆
城崎温泉 泉翠 冨田 歩