青山美智子さんの作品です。
毎朝同じバスに乗るという接点だけの境遇をもつ老若男女5人の短編集。
主人公によって異なる葛藤や人生観を、そこに現れたお茶目でワガママな神様がヒントを与えてくれながら自分が気づき変わる事でハッピーエンドを迎えていく心温まるお話。
人生をワクワク、ハッピーに過ごす心に留めておきたいヒントが沢山詰まっていました!!
小さな不満に目をつぶるのではなく、どうしたら叶うかを考える。願うだけではいけない。勇気を出してやってみる。
前向きに生きていこう!と思える優しく温かいお話たちでした。
小学生の千帆ちゃんがオバカなのに自分より愛されている弟にイライラしてる話と、イギリスからやってきた日本大好きリチャード、だけど実際の憧れの日本に来ると現実は厳しく・・のお話と、俺様社長が一斉に社員にやめられる話が好き。
ちなみに5つの話の中で3話ホロリしました(笑)
中学生くらいになった我が子にも是非読んでほしいような本です。
悩みのない人なんていないし、その時のその人になってなにかヒントになることがあれば・・身近な普段は本を読まない人にも薦めたいです。
★★★★★
城崎温泉 泉翠 冨田 歩