雨模様が続いておりました城崎温泉ですが、本日は久々に良いお天気に恵まれました。
週末を中心に賑わいが戻りつつある城崎温泉。ゆかた姿で外湯めぐりを楽しまれるお客様。今まであたりまえのようにあった城崎温泉の光景が、4月・5月には消えてしまいました。当然、下駄の音色も消えてしまい、大きなショックを受けました。
そんなことを思いながら、先日は城崎温泉駅前に設置されている、下駄奉納板の清掃作業が実施されました。
清掃作業は例年4月に実施されるのですが、延期されておりました。
ゆかたが正装とされる城崎温泉の足元でもある下駄。そんな下駄の大切さを改めて感じさせていただきながらの清掃作業をさせていただきました。
清掃作業の後は、温泉寺様にて奉納板に取り付けられていた古い下駄を供養させていただきました。
ゆかたを着て下駄を履いて、古き良き温泉街の風情に心癒されながら、温泉めぐりをお楽しみいただく。これも現代における非日常というものかもしれませんね。
不安を感じる日々が無くなるのは、しばらく先になりそうですが、城崎温泉で楽しい時間を少しでも感じていただけることを願っております。
城崎温泉 泉翠