9月に入りまして、涼しくなり過ごしやすく秋らしい気候になりました
秋には食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋といろんな顔がありますね
皆様はどんな秋を楽しんでらっしゃいますか?
私は秋だけでなく年中、読書が大好きでして本の虫です
今回は文学のお話を少しだけさせて頂こうかなと思います
城崎は文学の街としても知られています。
といいますのも、城崎温泉には昔から数多くの文学界の方に愛されてきたという歴史があります
温泉街には文学碑が24もあるので、めぐってもらうのも楽しいかもしれません
城崎文芸館にはいろいろな展示もございますので、城崎に来たからにはぜひ行って頂きたいスポットです
特に有名なのはやはり志賀直哉ではないでしょうか?
『城の崎にて』は教科書でも出てきましたね
最近、文豪たちの関係図や素顔を記した本を読んでいたのですが、
志賀直哉という人は・・・
正義感が強く、情に厚い人といった印象をうけました。
特に武者小路実篤との友情は深く、
1970年に病床の際に直哉が求め、武者小路が送った書がこちら↓
直哉兄
この世に生きて君とあい
君と一緒に仕事した
君も僕も獨立人
自分の書きたい事を書いて来た
何年たっても君は君 僕は僕
よき友達を持って正直にものを言う
実にたのしい二人は友達
読んだ瞬間に泣いてしまいました
素直な本音の気持ちが心にスッと伝わってきてジ~ンときてしまいました
大人の男性同士でこんなにもピュアな気持ちを伝えあえる関係の友達がいれる幸せ。
二人がどれだけ信頼しあっているのかが分かる文章です。
なんだかほっこり素敵な気持ちにさせてもらいました
そんなステキな志賀直哉先生の『城の崎にて』は当館でも販売しております。
また以前ご案内させて頂きました城崎でしか買えない本の
万城目学の『城崎裁判』もフロントにて販売中です
本に興味がある方はもちろん、読書デビューしてみようかなといった方にも読みやすい内容です。
ぜひぜひチェックして頂ければと思います
紅葉はまだまだですが、また色づいてきましたらご案内させて頂きますね
過ごしやすくなったこの時期は旅行にピッタリかと思います
スタッフ一同お越しをお待ちいたしております~