お宿通信9月
2026.09.10
お宿通信9月

こんにちは。
城崎温泉 泉翠の山本です。

9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いている城崎温泉です。
少し前まで朝から元気なセミの声が聞こえていましたが、最近は夕方になると、山に囲まれた温泉街にヒグラシの声が響いています。
ふと秋の気配を感じる瞬間が増え、季節がゆっくりと移り変わっていることを感じます。

先月末には、城崎温泉の夏の風物詩「灯篭流し」が行われました。 願い事や思いを込めた灯篭が、大谿川をゆっくりと流れていく光景はとても幻想的。
川面に揺れる灯りを眺めながら、今年も夏の思い出がひとつ増えたような、そんな時間でした。

夏の終わりに見るこの風景も、城崎ならではのものかもしれません。
今年の夏も、たくさんのお客様が城崎温泉を訪れてくださいました。
浴衣に着替えて外湯巡りをし、大谿川沿いで涼んだり、花火やお祭りへ出かけたり。
旅先で過ごした何気ない時間が、皆さまの夏の思い出のひとつになっていたら嬉しく思います^^

9月に入り暑さの中にも、ふと秋の気配を感じる瞬間が増え、季節がゆっくりと移り変わっていることを感じます。
これから少しずつ日が短くなり、山々の木々も季節の移ろいとともに色づき始めます。
秋の城崎では、夏とはまた違った静かな温泉街の風景を楽しんでいただけます。
季節ごとに違った表情を見せてくれる城崎温泉へ、ぜひお越しくださいませ。
皆さまをお迎えできることを、スタッフ一同楽しみにしております。

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Sikiの食卓
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9月からは、但馬の底引き網漁が始まります。
6月から8月末まで休漁していた底引き網漁が再開すると、これから秋に向けて、但馬の海からさまざまな魚が届くようになります。
夏の間は、その日に入る魚を見ながら料理を考えてきましたが、底引き網漁が始まることで、またさまざまな魚を料理できる楽しみが増えてきます。

お料理も、少しずつ秋らしく。
今月は、穴子を使った八幡巻きを炭火で焼き上げます。穴子の旨味とごぼうの風味を合わせ、炭火ならではの香ばしさを加えて仕上げています。
もう一品は、旬を迎えるいちじくを使った胡麻酢かけです。いちじくのやさしい甘みに、胡麻酢の酸味とコクを合わせ、まだ暑さの残るこの時季にも、さっぱりと召し上がっていただけるよう仕立てています。

夏の名残を感じる食材と、少しずつ美味しさを増していく秋の食材。
9月は、その移り変わりを楽しんでいただける季節でもあります。
これから底引き網漁が始まり、魚の顔ぶれも少しずつ変わっていきます。
その日に市場で出会った食材を大切にしながら、炭火や出汁など、それぞれの素材に合った調理で、美味しく仕上げていきたいと思います。

温泉にゆっくりと浸かり、少し涼しくなった城崎の街を散策しながら、食卓では一足早い秋を感じていただけましたら幸いです。
9月の城崎で、皆さまをお迎えできますことを心より楽しみにしております。

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泉翠日和
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みなさん、こんにちは!台湾からのインターンシップ生のリオです。
1年間のインターンシップを修了し、台湾へ帰国いたします。

この1年を振り返って心から感じるのは、「日本での生活は、私の人生において最も重要な転換期だった」ということです。
ただ環境を変えるだけでなく、自分自身の成長を実感したいという強い想いで挑戦した1年でした。

日本では、大好きな文化を満喫し、ずっと憧れていた「日本でのツーリング」という夢も叶えることができ、仕事も私生活も本当に充実していました。
最初は日本語での接客に全く自信がなく、何から手をつければいいのか分からないという状態からのスタートでした。
緊張で言葉が出ず、悔しい思いをした日もたくさんありました。

しかし、毎日お客様の前に立ち、スタッフの皆さんが優しくフォローしてくださる中で、少しずつおもてなしの深さが分かってきました。
気づけば、自信を持って笑顔でお客様をお迎えし、楽しく世間話ができるようになっていました。
ここで、今日まで私を支えてくださった大好きな泉翠のスタッフの皆さんに、心からの感謝を伝えたいです。

右も左も分からなかった私を家族のように温かく迎え、いつも優しく仕事を教えてくださいました。
皆さんと過ごす中で学んだ最も大切なこと、それは、「どんなときも、時時刻刻、感謝の気持ちを持ち続けること」です。

忙しいときでもお互いを思いやる皆さんの姿から、人として大切な姿勢を学ばせていただきました。泉翠のチームの一員として働けたことは、私の生涯の誇りです。
そして、泉翠に滞在されたたくさんのお客様。

うまく言葉が出てこないときも、温かい笑顔で待ってくださったり、「頑張ってね」と優しい言葉をかけてくださったりしたことが、本当に嬉しかったです。
お客様の笑顔と「ありがとう」の言葉とお手紙が、私の最高の原動力でした。
城崎温泉の美しい街並み、心地よい外湯、そして温かい人たち。城崎温泉と泉翠は、私にとって「第二の故郷」になりました。

ここで得た経験と感謝を胸に、台湾に帰っても自分らしく頑張ります。
1年間、本当にありがとうございました。
またいつか成長した姿で、大好きな皆さんに会いに行ける日を心から楽しみにしています!

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城崎NEWS
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こんにちは!今月の城崎ニュースを担当する ウィン です。
城崎温泉街を散策していると、川沿いにレトロで素敵なお店を見つけました。
天然石やアクセサリー、可愛い和雑貨が揃う「凸凹堂 城崎(でこぼこどう)」です! 店内には、きらきらと輝く天然石のアクセサリーのほか、誕生月ごとの「誕生石」の意味や効果が分かりやすく紹介されていて、自分にぴったりの石を探すのもワクワクします。

特に面白かったのが「天然石すくい(1回 440円)」です!
スプーンですくって、どんな素敵な石が出てくるか胸を踊らせながら楽しむことができます。
今回私が手に入れたのは、暗いところで光る可愛い「カニの蓄光ストラップ」と、月をモチーフにした素敵なネックレスです。 実は、私の名前「グェラウィン 」には「銀色の月」という意味があるので、この月のネックレスを見つけた瞬間に運命を感じて購入しました!

浴衣姿で温泉街を歩きながら立ち寄るのにもおすすめのスポットです。
城崎温泉にお越しの際は、自分へのお守りや大切な人へのお土産を探しに、ぜひ「凸凹堂」へ足を運んでみてくださいね!

【 店舗情報 】
店名: 凸凹堂 城崎(Dekoboko-do Kinosaki)
住所: 〒669-6101 兵庫県豊岡市城崎町湯島 420
TEL: 0796-32-0022
営業時間: 9:30〜17:30 (※季節により変動あり)
定休日: 無休 (※臨時休業あり)

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若女将今月の一冊
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朝井まかてさんの作品です。

舞台は江戸・深川佐賀町。
名物の豆餅を売る水茶屋「ささげや」の女将・お玉は、人の掌に触れると、その人の少し先の未来が観える不思議な力を持っている。
悩みを抱えた人たちは「豆は煮えたか」という符牒を合図に店を訪れ、お玉の力を借りながら、自分で進む道を選んでいく連作短編集。
お玉自身も事故で夫を亡くし、夫と作っていた豆餅の味を再現できずにいる。
物語が進むと、別の不思議な力を持つ人物たちも関わってくる。

博打で身を持ち崩した若者、
恵まれた生まれ育ちでありながら自信が無い五代目、自分のことは占えない易者、
勘が鋭いせいで仲間にハブられる娘、そしてお玉のように不思議な力を持つ者たち。
人生って、今日も未来も一筋縄では行かない!

まかてさん×江戸×占い=面白くないわけがない。
序盤から面白くてすぐに読み終えてしまいました…

どの時代でも、誰にでも、大きい小さいにかかわらず悩みはある。
そんな何気ない江戸の暮らしの中で、人との縁を大切にし、困ったときには自然と助け合う。
その距離の近さと温かさが、なんとも心地いい。
私の好きな「江戸の粋」が詰まっていました!

お玉が見えるのは、人生の全てではなく、ほんの少し先のこと。

そのわずかな光に救われ、もう一度前を向ける人もいる。
でも、見えたものをそのまま全て語るわけではなく。

何を伝えて、何を伝えないのか。
どんな言葉なら相手の心を傷つけず、進む力に変えられるのか。

思いやりを持って、告げる言葉を選ぶ。
そんなお玉の占い方が、とても素敵でした。

占いに限らず、日常の中で誰かに言葉をかけるときにも通じるものがあります。

正しい事をそのまま言えばいいわけではない。
言葉の持つ重みを改めて感じました。

中でも特に好きだった章が「雲隠れ」

過去の縁に引き戻されそうになる人を、これまで大切に紡いできた新しい縁が支えていく。
人の思いがひとつになる温かさと、胸のすくような気持ちを味わえるお話です。

「勝とう勝とうとしなさんな。他人様の運は猫ばばできないんだから」

この言葉も、とても好きで。
執着や妬みの無意味さ。自分をまっとうに生きる。
人情がぎゅっと詰まった章でした。

江戸の人情ものが好きな方、占う側の気持ちに興味が湧いた方、人との縁や言葉の温かさを味わいたい方に
おすすめの1冊です。

★★★★☆

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