こんにちは。城崎温泉 泉翠 山本です。
立秋を過ぎ、暦の上では秋を迎えましたが、8月の近畿地方では猛暑日が連続22日と記録的な暑さでした。
残暑厳しい日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
ですがお盆を過ぎ朝晩の暑さは落ちつき、少しずつ空気が軽く感じられるようになりました。朝の散歩では秋の匂いを感じさせる風が吹くことも^^
少しづつ季節の移り変わりを実感しています。
先日、25日には城崎温泉 夢花火が最終日を迎えました。
1ヶ月間に渡り開催された【城崎温泉夏物語】を締めくくる灯籠流しも行われ、城崎温泉の夏の終わりを告げます。
約500もの灯籠が大谿川をゆっくりと流れ、花火の光とともに水面に写り反射する様子がとても美しかったです。
毎年灯籠流しが終わると夏が終わってしまう寂しさを感じますが、幻想的な光景に心が癒されました。
まもなく9月。9月は別名「色取月(いろどりつき)」と言います。
だんだんと木の葉が色づいてくることから付けられたそうです。
彩りが溢れるこの月を色取月と表すなんて、日本語の美しさが溢れていますね。すぐそこまで秋がきています。
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国際舞台芸術祭、今年も開催されます‼
【豊岡演劇祭2023】
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兵庫県北部、豊岡市・養父市・香美町で9月14日(木)から24日(日)の12日間【豊岡演劇祭】が開催されます。
世界から集まったアーティストが演劇という作品を作り上げる、フリンジ型の国際演劇祭です。
豊岡演劇祭は2020年、演劇やダンスを中心とした舞台芸術フェスティバルとして始りました。
2021年は新型コロナウイルスの感染防止の為、中止となりましたが、4年目を迎える今年は、国内最大級91団体が参加します。
それぞれに個性あふれる9つの広大なエリアで、劇場だけでなく、温泉街、海岸、神社などまちのいたる所が舞台になります。
期間中はフェスティバルナイトマーケットをはじめとする様々なイベントも予定されており、さまざまな文化、多様性に触れる機会でもあります。
に暮らす人々、観劇に訪れた観光客、アーティストたちが交流し、芸術と観光が融合した演劇祭です。
城崎温泉内を舞台としたストリートでのパフォーマンスもあります。
ぜひ、多彩な舞台表現に触れてみてはいかがでしょうか。
【豊岡演劇祭】チケットの購入、詳しくはこちらより↓↓
https://toyooka-theaterfestival.jp/
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Sikiの食卓
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8月の終わり、城崎の夏も終わりを迎えるます。
秋の食材が少しずつお店に並び始めました。
9月に入ると城崎のある山陰海岸の地域では、3ヶ月禁漁になっていた底引き網漁が解禁になります。
城崎の海の幸を代表する、カレイ、ハタハタ、のどぐろなど、城崎の海の幸をお楽しみいただけます。
夏の間、禁漁や夏枯れなどの理由で魚がかなり少なくなっていましたが、9月に入り気温、水温の低下と共に魚達が元気に動き出し沢山獲れるようになるのが今から楽しみです。
紅ズワイガニも獲れるようになるので、城崎の風物詩の1つ「松葉ガニ」を感じられるようになり冬も近づいてきます。
まだまだ30℃を超える暑い日々が続いていますが、目の前に迫った「食欲の秋」に相応しい美味しい魚介類、野菜、きのこなどを沢山の食材を使った料理を楽しみに是非城崎へお越し下さい。
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泉翠日和
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こんにちは!8月の泉翠日和を担当させていただきます、エナです!
8月は色々なお祭り、花火大会がありました!
城崎温泉では花火が見放題です^o^。
竹野の花火大会にも行ってきました!
日本の花火は初めてでとてもワクワクしました♪ (°▽°)
退勤後すぐに電車で竹野に行きました。日本の夏はめっちゃ暑いですね。
暑すぎて、すぐに海辺で水遊びをしました。
とても涼しくて気持ちよかったです。美味しい青リンゴ味のかき氷も食べました。屋台に行って食べ物を買い、花火が始まるのを待ちました。
海上から花火が上がり、花火が海に映っている様子がとても素敵でした。
豊岡の大きなお祭り、柳祭りにも行きました。子ども達と一緒に踊り、とても賑やかな雰囲気で楽しかったです。柳祭り2日目には花火も上がりました!円山川の堤防で花火を見るという、素晴らしい体験をしました。間近で見る大きな花火に感動しました。日本にいる間にたくさん日本の文化を学びたいと思います。
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城崎NEWS
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今月の城崎ニュースの担当の岩井です。
私が紹介したいお店は一昨年にオープンした駄菓子屋【だるま堂】さんです。
地蔵湯前のファミリーマート、すぐ横。レトロな看板が目印です。
当館より3分ほどの場所にあります。
小学生の頃には学校から帰るとすぐ駄菓子屋に行っていたものです。
昭和レトロな内装の店内に入ると、そんな昔の記憶が蘇ります。
店内には120種類ほどの駄菓子が並んでおり、昔懐かしい物から初めて見る珍しいお菓子まであります。1つ10円から200円ほど。
気付けばたくさん買い込んでしまっていました(^ ^)
中でも、私のオススメは練り飴、ほたてかむ紐です。
練り飴は懐かしく、1番に手に取りました♪箸についた飴を練りながら食べるという作業も面白く甘い飴の味が癖になります。
ほたてかむ紐はお酒を飲まれる方にもオススメです。
噛めば噛むほど帆立の味が広がり、こちらも癖になるお菓子です♪
ぜひ外湯巡りや散策の際にお立ち寄りくださいね。
【だるま堂】
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島205
営業時間:10:00~17:00
定休日:不定休
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若女将今月の一冊
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重松清さんの作品です。
小川春香、16歳。3歳で母に捨てられた彼女は、育ての親である祖母も亡くし、正真正銘のひとりぼっちだ。そんな彼女が出会ったのが走馬灯を描く旅をアテンドする〈ブレーメン・ツアーズ〉。お調子者の幼馴染、ナンユウとともに手伝うことに。認知症を患った老婦人が、息子に絶対に言えなかった秘密。ナンユウの父が秘めていた、早世した息子への思い。様々な思い出を見た彼女は。人の記憶の奥深さを知る。そんな折、顔も覚えていない母から「会いたい」と連絡が来るのだが……。
私の中で家族をかかせるなら重松さん!のイメージ。今回も期待を裏切らない仕上がりで…人生って色々あって、あるからいいんだ!という温かい気持ちになれました。
前半は死期の近い人の走馬灯を書き換えるというファンタジーで不思議な設定に世界に入るまで少し時間がかかりました。が、後半。主人公が病室にいるシーンはもう堪えきれない涙が・・
『幸せな思い出と、幸せそうな思い出というのは、違うんです』
『人は間違えます。間違ったことをしてしまいます。でも、それがとても大切になる時だってあります。間違ったことを全て切り捨てていったら、大切なことが残らなくなってしまうかもしれない。』
『悔いを残さないというのと、悔いをなくすというのは違う。悔いは残らないほうがいい。うん、それはいい。でも、なくすことはできないんだ、人間は、誰も。』
『悔いのない人生というのは、自分は一度も間違って来なかったという、ずいぶんずうずうしい人生かもしれないぞ』
人生の最後を素晴らしい走馬灯で終えるのも素敵だけど、、自分なら書き換えず自分の人生を見たいなぁ。悔しいこと、悲しいこと、人に言えないこと、誇れること以外の情けないことも含めて自分の人生ならどんなことも受け入れたい。それも自分の生きた証なのかなと。悔いのないようにいきる!ってよく聞くけど、悔いもありって視点をもらえました。
不思議で切なくてあったかいお話をお探しの方、お勧めです。大人を泣かす1冊です。
★★★★☆
城崎温泉 泉翠