お宿通信4月 | 【公式】城崎温泉 泉翠(せんすい)|城崎で大切な人と過ごす豊かな時間
2022.04.29
お宿通信4月

こんにちは。泉翠 若女将の冨田歩です。
暖かい日が続いております。
城崎温泉の中心を流れる大渓川の柳が青々し、とても綺麗です。

この春より3名の新入社員が泉翠のメンバーに加わりました!
希望に満ちた明るい表情に私自身も昔のことを思い出します^ ^
泉翠にお越しのみなさまがゆっくりとくつろげまた来たい」と思って頂けるように、これからしっかりと研修を積み、おもてなしの心を一緒に学んでいきたいと思います。

フレッシュなスタッフ達の成長をぜひ応援して頂けると嬉しいです♪

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泉翠日和
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今月は泉翠日和の代わりに、一人一人自己紹介をさせていただきます。 よろしくお願いいたします^ ^

初めまして!4月より泉翠に入社いたしました、矢部未祐(やべみゆう)と申します。みゆうはポケモンのミュウが由来です。
ポケモン好きな父が、女の子が生まれたら付けたいと決めていたそうです。
みゆうという響きは私も好きです♪

徳島県出身で、奈良県の大学に通っていました。
わたしは田舎の落ち着いた雰囲気が大好きなので、城崎の雰囲気も過ごしやすくて、ほっこりしています。

わたし自身もいろいろな県に旅行に行ったり、名産物を食べることが好きです!ですので、みなさんといろいろな地方のお話ができるのを楽しみにしています!

噛めば噛むほどおいしい『するめ』のように、知れば知るほど魅力的な人間になりたいです。
そして、みなさんの素敵な旅行のサポートができればと思っています!

不十分な点はあると思いますが、精一杯頑張ります!
よろしくお願いいたします。

皆様、はじめまして。4月より新入社員として泉翠で働くことになりました。
岩崎歩里(いわさきあゆり)と申します。

しゃべる事とk-popが大好きです。私はお酒を飲む事も好きなので、時間がある時はお酒の勉強をしていきたいと思っています。

皆様にオススメ出来るような知識をつけたいと思っておりますのでどうぞ宜しくお願い致します。 お会いできる事を心より楽しみにしております。

はじめまして。
4月から泉翠で働くことになったミンソンギと申します!

私は韓国から参りました!日本に来てからは3年ほど経ちます。
私が好きな食べ物は焼肉と寿司です。

泉翠ではお客様が私の料理を食べる為に、再訪してくださるよう、
一生懸命頑張りたいと思います!よろしくお願いします。

三人に応援コメントをいただけたら 励みになります^ ^

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新入社員研修の様子
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4月1日に3名の新入社員が入社いたしまし
マナーや接遇の研修だけでなく、食材やお酒についての勉強会を行いました。

新入社員だけでなく、先輩スタッフも一緒に研修を受け、また新たな気づきもありました。
3人の前向きで真剣な眼差しに、私達先輩スタッフも身が引き締まります^ ^

研修の様子をご覧ください。

全力で研修に取り組み、同期の絆も深まったようです。
最後は笑顔で研修を終えることができました。

これからは実践での研修に励んでまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

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若女将今月の一冊
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中島京子さんの作品です。

シングルマザーの保育士ミユキさんが心ひかれたのは、
八歳年下の自動車整備士のクマさん。
出会って、好きになって、この人とずっと一緒にいたいと願う。
当たり前の幸せが奪われたのは、
彼がスリランカ出身の外国人だったから。
大きな事件に見舞われた小さな家族を、
暖かく見守るように描く長編小説。

情けなく恥ずかしいですが、知らない真実だらけでした・・
こちらの作品は外国籍の人に対する
日本の姿勢を問う裁判の話です。
入管管理制度、入管管理局、技能実習生、
外国人労働者、就労ビザ、在留資格などなど。

高校生のマヤが『きみ』に問いかけるスタイルでの語りなので、
とても分かりやすく理解できました。

日本と外国人の在り方に真剣に向き合わなければいけないことを
知るきっかけになりました。

日本は礼儀正しく親切で、
夜道を歩いていても安心で。
素敵な国だと思っていました。
日本の頭のいい人たちが決めた法律は
しっかりしたものなんだろうと疑うことなく信じていました。

だけど日本もまだまだなところがある。
変わらなきゃいけないところがある。

人を人と思っていない扱いをして、
理不尽なことが行われている。
犯罪をおかした人でも刑期が決められているのに、
そこでは悪いことしてない人でも期限無く収容され
不当な扱いを受けていること。
人の人生を左右してしまう決定が
職員1人の際限で決められてしまうこと。

日本で生まれ育っても国籍もとられずに
県外への移動も働くことさえ出来ない人がいること。

「日本人は、あそこでなにが起こってるか、
ぜんぜん知らないよね」

法律という大きなものに対して自分に出来る事はない、
自分とは関わりのないことと思わず、
少しだけでもまずは知る、関心をもつ。

そうした人が増える事で国は動いていくのではないかと思います。
知らないことは罪ではないけど、
無知ゆえの悪意のなさで傷つけ苦しんでいる人がいること、
感慨深い読書となりました。。

国籍は違えど真面目に頑張っている人とは
共に平和に共存していける世界であってほしい。

重いテーマでしたが、幸せになりたい一途な思いを諦めずに
立ち向かう家族の愛には感動しました。
最後の裁判のシーンは臨場感たっぷりでたまりません・・

多くの方に読んで頂きたい、是非!!
小説の力はすごい。きっかけを与えてくれる作品です。

★★★★☆

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