高嶋ちさ子さんの作品です。
テレビで拝見するちさ子さんの毒舌っぷりが爽快で、またダウン症のお姉さんとのかけあいを見てオープンに普通に接している所を見て家族愛の強い人だなと好感をもっていました。
この本ではちさ子さんが初めて明かす高嶋家のストーリー。実家の『弱肉強食ルール』や、育児も手伝い『妻に逆らえるまで』成長した夫、『プチ反抗期』に突入した二人の息子、親友のような母との別れや、高齢の父とダウン症の母が出てきます。さながら現代のサザエさん一家といってもいいでしょう。
痛快で爽快。とても正直に家族の事を話されています。愛を感じる素敵な読後感でした。まるでちさ子さんがお話されているかのようにスッと入ってくる文章なので本が苦手な方にもトライして頂けると思います。
ぶつかりながらも本音で生きる家族はやっぱり楽しい!
ちさ子さんの忖度なしな生き方は憧れでもありますが、この家族に入ることになったら気の弱い私は数日で円形脱毛になりそうです(笑)
スカッとしたい方、ちょっと気持ちが凹んでる方、家族の在り方を考える方、子育て奮闘中の方に特におすすめします。元気がもらえる&新しい視野が広がるかもしれません。
★★★☆☆
城崎温泉 泉翠 冨田 歩