髙田 郁さんの続編です。
時は江戸。主人公の幸は商い戦国時代を『知恵』を武器にで駆け上がってきました。
次から次へと出てくる問題に、考えて考えて乗り越えていく姿には毎回、胸を打たれます。
『買うての幸い、売っての幸せ』を信念にしている幸のやり方には、どの商売にも通じるものがあるのではないかと読んでいます。
知恵を自分の為に絞るのではいけない、人に役立つものでなければ意味がない、その後の繁栄を続けるのなら、それこそ人の為でなければならない。
今回は話の中に麻疹が流行している話もあり、今のコロナの状態とかぶりドキリとしました。
行方不明になっていたあの人が出てきたり、今作品ではいつも以上にハラハラドキドキ。
年齢のわりに考えの幼い甘ちゃんで軽はずみな妹の『結』には、ヤキモキさせられっぱなし!!
何てこと~~~~~!!!と衝撃の気になるラスト。
これは読むしかないですよ!!
一緒に『金と銀』の世界を楽しみましょう♪
髙田 郁さんの本を読んだことがない、続編のあるものに抵抗がある方は・・
『銀二貫』をお勧めいたします。
★★★★★
城崎温泉 泉翠 冨田 歩