よしながふみさんの作品。
本を読むのはめんどうさいな~って気分。でもなにか活字がほしくて。
本日はマンガです(笑)
女という不思議な存在の様々な愛のカタチが書かれている短編集です。
第三話の誰にも分け隔てなく接しなさいと教えられて育った美人さんが気付いてしまったこと。
「恋をするって人を分け隔てるってことじゃない」
うわ~確かに・・ほんまやん・・恋なんて究極のえこひいきですやん・・
それに気づいた彼女はどうしたのか?!
あとは、母と娘の話が軸としてあるんだけど。
母と娘の微妙な意識の違いがすごく上手に書かれていて、どちらの気持ちも分かる。悪意はなくても人を傷つけるし、傷つく。どちらも精一杯生きてお互いを思いやっているけどなんだか同性なだけにイラッとしてしまう事、一方で分かる事もあって。
「母とは要するに不完全な一人の女ということだ」
その通りでございます・・納得・・女って面倒で愛らしい・・
仕事、恋愛、親子・・どの話も腑に落ちる話ばかりでした。
マンガだけどねっとりと濃厚な読み応えある短編集。
いろいろ考えるし読後は満足感あるはず!
全ての女性にオススメします。
泉翠の図書室にあります、ぜひお手に取ってみてください。
★★★★☆
城崎温泉 泉翠 冨田 歩